世のお父さんお母さん、今日も子育てお疲れ様です。
子どもは抱っこ大好きです。
沢山抱っこして肌を触れ合って心を満たしてあげてください。
でもある日、気付いてしまいます。
気付かされます。
「あれ? 腕太くなった?」とか言われちゃいます。
男性ならうれしいですけど、女性は聞き捨てならないですよね。
でもしょうがないんです。子どもが「抱っこ!」って言うんですもの。
実はこの状況、筋トレで腕を太くしたい人にとっては最高のシチュエーションなわけです。
結論から言うと、実は子どもは最高の腕トレーナーです。
何も意識しなくても筋肥大に必要な習慣が詰まっています。
筋肥大とか興味が無いお父さんお母さんがほとんどだとは思いますがこのまま続けます。
子どもは最高の腕トレーナー
子どもは忙しい時に限って抱っこを要求します。
常に子どもを抱えながらの作業になり
どちらか片方で作業していると必然的にもう片方の腕で抱っこすることになります。
でも可愛すぎてにくめません。
そりゃ抱っこしてれば太くなるだろ、っと思うかもしれませんが
筋トレの知識を入れつつ考えてみると完璧な習慣になっていたのでお伝えしていきます。
容赦ない抱っこ要求
子どもは甘えん坊です。
抱っこしてほしくなったら抱っこしてもらうまで諦めません。
どんなに腕や背中が疲れていても容赦なく負荷を与えてくれます。
トレーニングにおいても「あー、今日はだるいしやめとこうかなー」
と思っていても、とりあえず1回重量を上げてみると結局最後までやってしまうものです。
気付いたらしっかり負荷を与えています。
毎日負荷をかける
今日抱っこしたから明日抱っこしなくて良いわけではありません。
子どもは毎日のように抱っこを要求します。
日々の積み重ねで愛は深まっていきます。
筋トレも同様
筋肥大を目的とする場合、トレーニング頻度はとても重要です。
筋トレの常識として「筋肉の回復中は休む」というものがありますが、毎日できるなら毎日やった方が成果は早いです。
日々の積み重ねで筋肉は育ちます。
時が経つほど重くなる
子どもは日々成長します。
乳児期から幼児期への成長は驚異的スピードです。
当然体重は増えていくわけで、子どもは少しずつ負荷を大きくしてくれます。
重くなればなるほど成長を感じ、抱っこしていると疲れているはずなのにそれを忘れさせる嬉しさがあります。
筋肥大において、重量を追っていくことはとても重要です。
プログレッシブオーバーロードというものがあり、重量を増やしていき刺激を強くすることで効率良く筋肉が成長します。
筋トレの場合は自分でオーバーロード計画を立てますが
子どもの場合は強制的に重くなっていきます。
「疲れたらもう片方の腕」を繰り返す
子どもが1歳くらいの時はまだ良いですが、2歳になる頃にはそれなりに重くなっています。
ずっと右腕だけで抱っこしているとさすがに疲れてしまいます。
そこで、左腕に持ち替えるわけですが
そのタイミングは「限界が来たら」ではないでしょうか。
そして左腕に限界がきたら再び右に持ち替える。
これはもう筋トレそのものですね。
筋トレにおいても限界まで持ち上げて1セットとし
数分間休ませて、再び限界まで上げる。
ストイックな方は限界+1回というやり方をしていますね。
子どもの場合は疲れたからといって抱っこをすぐにやめて良いわけではないので
もしかするとかなりストイックな追い込みになっているのではないでしょうか。
気付いたら何故か抱えられる15~20kg
普通に考えて重さが15~20kgある物体を抱えるのは大変です。
持てない重さじゃないけどずっとは持つ気になれないし、それなりにツラいです。
ところが、同じ20kgでも子どもだと何故か抱っこできてしまうんですよね。
これが筋トレでも同じことがおこっています。
例えば20kgの買い物カゴって重いですが、ダンベルの20kgだと感覚が全然違います。
実は同じ物を高頻度で持っていると、少しずつ重量が増えても神経が重さに慣れていきます。
子どもが最初から15kgもあれば重く感じたかもしれませんが、生まれた時は3kgです。
ダンベルだって最初は5kgからスタートして気付いたら20kg以上を扱っているものです。
神経が育つ
人は毎日同じ動作を行っているとその動きをするための神経がより育ちます。
神経が育つと筋肉がより細かく動くようになります。
子どもを抱っこするための腕の形やチカラの入れ具合は、日々の抱っこによって更に洗練されていきます。
ここで「モーターユニット」という言葉が出ます。
筋肉は使えば使うほど神経が育ちます。
神経が育つと、1本の神経が支配する筋肉の数が増えます。
より細かく使いたい筋肉を使うことができるようになり、ピンポイントでチカラを発揮できます。
筋トレにおいて重要な知識です。
芸人のなかやまきんに君さんがやっている
「筋肉ルーレット」という大胸筋を交互にピクピクさせる技。
これもモーターユニットが強化されたからできる技です。
実はあの筋肉ルーレット、ある程度筋トレを継続している人なら全員できてしまいます。
腕だけが太くなる対策
腕を太くしたくないからといって、子どもを抱っこしないなんてとんでもない話です。
子育てにおいて抱っこはとても大事な行為です。
愛情を持って抱きしめることは親子の最高のコミュニケーションです。
話はそれますが
つい最近親とハグする機会があったのですがとても良いものですよ。
いくつであろうと欧米人のように親子でハグするのは色々感じるものがあります。
話を戻して
同じ抱っこでも考え方や工夫次第でなんとかなるものです。
私が考えた対策なので、とにかく楽をしたい人向けではありません。
ヒップシートを装備する
妻がこれを使っています。
ウエストポーチのように腰に巻いて、その上に子どもを座らせるものです。
前向き、後ろ向き両方の抱っこが可能です。
やっぱり妻は腕の太さを気にしているのと、単純に疲れるので重宝しているようです。
肝心の子どもの反応ですが、全く嫌がることなく違和感を感じるている様子も無く座ってくれます。
抱っこ紐を肩に通したりするのをイヤがる子どももいますが、これならお尻が乗ればOKなのでかなり楽なんだそうです。
妻はもっと早く買っとけばよかったと反省していました。
全身鍛える
腕ばかり使っているから腕だけが太く見えているんです。
相対的に太く見えているだけです。ならば全身鍛えてしまえば良いのです。
胸・背・足の体幹部を鍛えれば、腕はむしろ細く見えるでしょう。
これを機会に筋トレに興味を持ってもらえると私はとてもうれしいです。
ダイエットでも健康でも、何の目的でも良いです。
誇りに思う
言い換えると「諦める」又は「開き直る」です。
腕の太さは愛情の証!
私は私の腕を誇りに思う!
そう宣言してしまいましょう。
子どもも筋肉も愛す
子どもの片腕抱っこの筋トレ的理由をまとめると
- 気分は無視して行う
- 日々の積み重ね
- プログレッシブオーバーロード
- 片腕ずつ限界までを繰り返す
- 重さに慣れる
- モーターユニット
以上の要素から
毎日の子どもの片腕抱っこは、結果的に筋トレの考え方にとてもマッチしていました。
太くならないわけがありません。
中には「太くならなかったよ」という声もあるみたいですが
太くならなかったとしても、おそらく以前よりセパレートの効いた筋肉の形に変わっていると思います。
筋肉に興味の無いお父さんお母さんがここまで読んでくれるとは思いませんが
もし読んでくれたならばとても嬉しいです。ありがとうございます。
ちょっとでも筋トレに興味を持ってくれたら幸いです。