やめさせるべきなのか、見守っていれば良いのか
危ないしケガしてほしくないしどうしよう。
棒を持ったまま転ばないか、目に入ったらどうしよう、色々不安でつい強制的にやめさせたい気持ちになりますよね。
この記事を書く私にも現在2歳の息子がいます。
1歳半くらいから長い棒状の物が大好きです。
棒を振り回せば危ないし、取り上げれば泣きます。
どうしようかと妻と考えました。
結論から言うと我が家の場合、息子の好きにさせることにしました。
もちろんその間は一瞬たりとも目を離せません。
以下は息子が棒を持った時どうするのか、妻と二人で話し合って決めたことを紹介していきます。
(サムネ以外は全て息子です。更新日の現在2歳ですが、写真を撮った当時は1歳半くらいです。)
男はとにかく棒が好き
男の子を持つ親ならば必ず悩むことがあります。
それは
男の子は棒が好きすぎる問題。
他のおもちゃで平和に遊んでいても何か長い棒状の物を見つけて、それが手の届くところにあるならば最優先で拾いに行きます。
持ち上げた時の満足気な顔は可愛いです。
持ち上げただけで満足するわけではなく、その後は叩きつけたり振り回したりしますね。
「目に入ったら、、、」
「顔に当たったら、、、」
「最悪刺さったら、、、」
色んな可能性が頭をよぎり、親としては不安でしょうがありません。
棒が好きなのは狩猟時代のDNA説
人にはまだ狩りをして生計を立てていた時代のDNAが残っているのではないかという話があります。
石ころや葉っぱ、枝などを広い集める「採取」という行為を本能的行っているのではないか
ということだそうです。
遊びを通して生きるための本能的な習性が未だに残っているのかもしれません。
ただしこの説は正直なところ、信用に足る情報源が見つかりませんでした。
「へぇ~、そうなのかもね~」
くらいの感覚で良いと思います。
成長するとごっこ遊びに発展
戦隊ヒーローごっこや最近なら鬼殺の刃ごっこなんかが流行ったのではないでしょうか。
柔らかいスポンジ剣のようなおもちゃなら良いですが、プラスチック製のものだとおもちゃでも痛いですね。
兄弟や友達と遊んでいてヒートアップすると泣き出す子も出てくると思います。
うちの子もいずれあんな風におもちゃの剣を振り回す日が来るのだろうと思いながら見ています。
中二病なら大人でも漏れ無く棒が好き
棒を振り回すのは何も子どもだけではありません。
年頃になってめでたく中二病を患ってしまった場合そこから先、青年だろうがおっさんだろうが関係無く、長い棒が好きです。
大人ならはわきまえつつも振り回したい衝動にかられています。
棒とは関係ないけど、男は大人になっても収集、コレクションが好きな生き物です。
子どもの頃よりも値段や数が笑えない状態になり、妻や家族が呆れる程になることもありますね。
「少年と男性の違いは遊ぶおもちゃの値段だけ」なんて言葉もあります。
子どもが棒を持っても見守る
我が家の場合は息子が棒を持っても、とにかく見守ることにしました。
何事にも興味関心をもつのは良いことだと思ったからです。
それに無理にやめさせなくても満足するまで触らせれば勝手に棒を手放してくれることに気付きました。
基本は自由にさせる
息子は2歳
手に触れた物の質感や温度、重量など全てが良い刺激になっているはずです。
棒に限らず、触れば直ちにケガしそうなもの以外は基本的に何でも触らせるし見守るようにしています。
振り回そうが叩きつけようが好き放題です。
子どもが棒を持った時の注意
基本的には見守っていますがその際、絶対に目を離さないようにします。
棒に限ったことではありませんが、親として子どもから目を離すなんてことは絶対にあってはいけないと思います。
周りに人がいればやめさせる
自由にさせると言いつつも、他人をケガさせてしまうようなこともあってはいけません。
とはいえ簡単には棒を離してくれないため、意図的に人が居ない場所に誘導することになります。
普段から手に持っているもの全てを放してくれないわけではありません。
棒への執着が異常に強いのです。
歯ブラシも
歯ブラシも棒状のもので、一度握るとなかなか離しません。
しかも歯ブラシは咥えるものと認識しているため、口に入れたまんま歩き出そうとします。
実際に事故も多いようです。
消費者庁と独立行政法人国民生活センターの共同事業で調査も行われているようです。
平成22年12月から平成28年12月末までに、6歳以下の事故情報が139件報告され、そのうち3歳以下で124件となっています。報告の中には、歯ブラシが口の中に刺さって入院するなどの事故も起きており、保護者の方は、注意が必要です。
より長く大きい棒を持ちたがる
これも理由はわかりませんが男の子は棒を選ぶ時、身の丈に合わないものを選びたがります。
その基準はより長く、より大きくです。
そんなに棒が好きならばと、息子にとってはかなり長い紙製の筒を渡してみたところ
ものすごい嬉しそうな顔をしていました。
振り回そうと思っても壁や椅子に当たったりして上手く扱えない様子。
行動が制限されるため、親としては息子の動きが予想しやすかったです。
長すぎる棒を渡すだけでは何の解決にもなっていませんが、本人が満足そうな顔をしていたのでこの時は良しとしました。
振り回すことを諦めて床に引きずりながら歩く息子。
まとめ
男の子が棒を欲しがるのは仕方がありません。
やめさせたり、執着を無くすのは不可能だと思っています。
我が家の場合は、子どもの成長にとって何か良い刺激になっているのだと信じて見守っています。
その際、子どもから目を絶対に離さず、他人への迷惑をかけないようにします。
そこだけを気をつければ自由にさせても良いのではないだろうかと思います。