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家庭・育児

【DINKs】弟夫婦の選択、子を持った我が家と父の本音

私は2人兄弟。私も弟も無事結婚した。少し違ったのは。私は子を持ち、弟はDINKsであるということ。

少しセンシティブな話。

DINKsについて。

世間では良い悪いの2択で考える傾向があって、何を基準とし、何に重きを置いているかで意見が対立してしまう。

 

私と妻は子どもが欲しくて4年間の妊活の末に子どもができた。もうすぐ2歳。

弟夫婦は子どもをつくらない選択をした。

 

この記事では、ただ現状になぞらえて我が家の状況と、知っている範囲での弟夫婦の状況を記し

私個人が思う所を書いていく。

 

何が言いたいかだけを先に伝えておくと

はっきりしない結論だけど

私の思う所を簡単に言えば、「理想の展開にはならなかったけど、それはそれで良し」

 

弟がどんな選択をしようとも否定的な意見や考えをするつもりはもちろん無い。

父の考えや価値観も否定しない。

私も弟も最善の選択をしたと思う。

 

 

父の本音

父

 

生まれ育った年代も環境も違うのだから価値観が違うのは当たり前である。ただ親子ほど離れた年齢であれば

「ああ、こういうタイプの年齢層ね」

と気付ける所もある。

 

父は一昔前のいわゆる一般的といわれた人生モデルから外れた者をなかなか認められないタイプの人だ。

 

悪気が無く重い期待

一昔前は当たり前のように、親が子に聞いたり急かしていたこと

 

  • 彼女もいないのか
  • 結婚しないのか
  • 子どもはいつなのか

 

確かに親として気になる所ではあるけど、多様性という言葉を多く耳にするようになった今では

それを急かしたり強制しないのが今の世の中の雰囲気に思える。

 

父はそんな雰囲気を感じつつも、どうしても気になって聞いてしまうタイプだ。

 

私と妻が妊活中も「早く孫の顔見せてくれ」とプレッシャーをしっかりと与えてくれたのだった。

 

 

親の気持ち

 

弟は父のことがあまり好きではなく、父もそれを知っているから直接は聞かない。

そのため私に聞いてくる。

あいつ子ども作らんって言っとるらしいな
父
DINKsってやつやね。奥さん糖尿病やしかな?
そういう選択も有りやと思うよ。
でぃんくす?わからんけど、あいつ本当にそれで良いんかな。
父

 

こんな感じのやりとりをした。

 

またいつか弟に余計なことを言わないだろうかと心配になった。

 

ただし、私にも子どもができたことで親としての気持ちも分かる。

妻との会話で息子はまだ1歳なのにもかかわらず、自然と期待と妄想が膨らんでいく。

 

将来どんな彼女を連れてくるだろう、そもそもすぐに彼女できるタイプなのか、孫ができるのかな、等

だから親として期待してしまう気持ちは分かる。

 

ただ、その後に妻と話たのは

 

何もかも予定通りにはいかないし

そもそもただの期待であって強制するものではないし

息子がどんな選択をしようとも受け入れる覚悟を持っておく。

 

私が父から受けたプレッシャーを息子にまで与える必要は全くない。

 

子どもができた我が家

家族

 

子どもができて本当に良かった。

息子がとにかく可愛い。

 

私も子どもと向き合うことで人として更に成長できたと思う。

 

もちろん大変なこともある。

住宅ローンや養育費など、しばらく妻が育児に専念していたこともあり

かなりギリギリの状態になった。

 

弟の反応

弟夫婦はすごく喜んでくれた。

 

コロナのこともあり、弟が気を使って全く遊びに来ないが

たまに何かのついでで近くに来た時は玄関だけ寄ってくれる。

 

父と母の反応

期待していた初孫だ。

 

予想通り、父は孫に対してはデレデレだ。

 

母は妊活の時から黙っていてくれたが、やはり内心気になってはいたのだろう。

自分が苦労した経験があるからか、私の母は妻の味方をしてくれる。

 

DINKsを選択した弟

弟夫婦

 

弟夫婦はもともと犬を1匹買っていた。

しばらくして、犬をもう1匹飼ったことを聞いた。

いよいよ本当に、子どもを作る気は無いのだなと確信した。

 

弟の妻について

上でも少し触れたが、弟の妻は糖尿病になってしまっている。

食事の時にはインスリンを打つ。

 

糖尿病で妊娠した場合、産まれてくる子どもの奇形率が上がるらしい。

弟夫婦は考えた末にそういったリスクを取らない選択をした。

 

公益社団法人 日本産科婦人科学会 - 妊娠糖尿病

 

リンクは妊娠後に糖代謝異常になる内容だが、元から糖尿病の人の場合でも同じように

血糖値管理が大変な上に、奇形やその他のリスクについて紹介されている。

 

父の反応

最初は受け入れられない様子で弟の真意をどうしても聞きたそうにしていた。

父としては息子2人が結婚して数年経ったなら、そろそろではないのかと期待を膨らませていたのだろう。

気持ちは分かる。

 

父と弟の仲があまり良くないこともあり、私へのプレッシャーが強かったように思う。

結果的には私の子どもが産まれたことにより、期待に応える形となり

最近は弟の決断に関してうるさく言わなくなった。

 

弟の現状

 

まるで宦官の如く、出世の鬼になっている。

 

宦官の如くと言ったが、念のために言っておくと弟のウェポンは健在だ。

 

転勤の話があれば喜んで向かい、新入社員採用に関わったりして順調に出世している。

当然私よりも収入は上だ。

 

子どものいない共働きは本当に稼ぐチカラが凄まじい。

 

DINKsを選んだ弟の本音と私の本音

男と空

 

私と弟は兄第2人だけで飲みに行くくらい仲が良い。

 

お互いに結婚してからはそんな機会も減ってしまった。

 

弟の本音

正直、私は弟に直接「本音はどうなの?子どもほしい?」なんて聞けない。

すごく気になる所ではあるけど、大きなお世話なのも理解している。

 

弟と酒を飲む機会を作って話せる雰囲気であれば聞くかもしれない、という程度の感覚でいる。

 

私の想像だが、弟はどっちでも良いと答えるだろう。

子どもができれば当然可愛がるし、できないならできないで「俺が人の親になる想像ができん」とか言ってそうだ。

 

私の本音

 

どちらかと言うと父よりの考え方かもしれない。

 

弟夫婦にも子どもができることを期待していた。

期待していた理由は、自分に子どもができたからだ。

 

我が子と弟夫婦の子ども、お互いに従兄弟という存在を認識し合い

一緒に遊んでくれたら嬉しいなあ、という想像を勝手に膨らませていた。

 

それが叶うことは無い今

弟には自分の子どもがいない分、家の子を可愛がってもらおう

なんて考えている。

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